ムーディーズ、フィッチに続いてS&Pも格上げ…韓国の格付け歴代最高「AA-」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.16 08:18
国際格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が15日、韓国の国債を「A+」から「AA-」に1段階格上げした。「AA-」は国債の格付けで4番目に高く、韓国がS&Pから受けた過去最高の格付けと同じ。S&Pは1995年5月から97年10月まで韓国の国債の格付けを「AA-」としていた。しかし97年12月に通貨危機を迎え、投資非適格の「B+」へと10段階も格下げした。「AA-」を回復するのに18年かかった。
S&Pはこの日の発表文で、「韓国は今後3-5年間、他の先進国より高い成長率を維持する見込み」と格上げの背景を説明した。良好な財政と対外健全性も格上げの理由だった。この日、北朝鮮が長距離ロケットを試験発射すると予告したが、S&Pの格上げには影響を及ぼさなかった。
これを受け、韓国の国債の格付けはS&P、ムーディーズ、フィッチの3大格付け機関ともに「AA-」(ムーディーズ基準では「Aa3」)となった。主要20カ国・地域(G20)のうち3大格付け機関の格付けが「AA-」以上の国は韓国・米国・ドイツ・カナダ・豪州・英国・フランス・サウジアラビアの8カ国だけ。