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韓流、中国の内陸に目を向ける時

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.14 18:05
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「北京と上海はレッドオーシャンだ。韓流の新たな市場を探そうとするなら中国内陸に入らなければならない」

10日ソウル駅三洞(ヨクサムドン)の事務所で会った韓国コンテンツ振興院(以下コン振院)のソン・ソンガク院長は「中国の内陸」を強調した。北京や上海に事務所を出すのはもはや「展示行政」に過ぎないといった。

 
彼は数カ月前から中国の重慶直轄市に力を注いでいる。重慶は中国内陸である西部開発の拠点になる核心都市だ。人口3800万人で面積は韓国の84%だ。ソン院長は「中国は国土が広く、北京や上海から内陸側に流行を移していくスピードが遅い。その点が私たちにとっては大きなチャンスだ。重慶をはじめ内陸の大きな都市は依然として韓流のブルーオーシャンだから」と話した。

ソン院長は、中国市場を攻略する韓国の武器が「プラス2%の魅力」だと言った。「中国のチュンチャイメディア有限公司の女性代表が韓国を訪れたことがある。多忙な日程の中で少しの時間を見つけてソウル狎鴎亭洞(アプクジョンドン)の美容室を訪ねて行ったよ。中国の映画俳優に紹介されたといった。カットした後、私に『私、韓国人女性のようですか?』と尋ねた。その時に悟った。韓国的なものには中国にない『2%の魅力』がもっとあるということだ」。彼は「2%の魅力」の有効期限が「長く持って2年」だといった。「中国の追撃スピードははやい。高級文化についての洗練美も2年後には追いつくだろうと思われる」。

このため「ウィンウィン戦略」が重要だといった。「中国は省と省が1つの国のようなものだ。私たちが思うように交流が活発ではない。それで韓流が西方に移動するのに時間がかかる。今後も韓流が持続するには中国内陸の都市との共生関係を構築しなければならない。中国で利益だけを取るよりも、一緒に共同の利益を通じて市場のパイを育てることがさらに重要だ。『2%の魅力』が消滅する前にだ」。

ソン院長は、中国の内陸市場の流通網に入っていくのは容易くないといった。「中国経済が官主導で、国内企業が持つ中国の人的ネットワークが充分ではない。中国も、韓国の公信力のある機関と先に関係を結ぶよう願っている。コン振院がその役割を果たすつもりだ」。

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