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【時論】世界1位の天才も入れないソウル大(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.10 13:25
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プログラミングの早期教育は世界的な傾向だ。英国では今年9月から小学校のカリキュラムに正式にプログラミング教育が含まれた。韓国でも小中高校プログラミング義務教育がもうすぐ始まる。米国は現在、ソフトウェア人材の供給不足でプログラマーの価値が大きく上がっている。韓国企業も良質のソフトウェア人材確保が急がれる。サムスン電子はこの2年間、ソフトウェア職群入社志願者にプログラミングテストをし、今回これを大幅に拡大することにした。世界的にソフトウェア人材需要が急増する間、韓国は高級ソフトウェア人材の供給が急減した。例えばソウル大コンピューター工学部は2000年に120人だった定員がさまざまな名目で減少し、現在は55人にすぎない。世界的な流れとは逆に進んだのだ。

オリンピック(五輪)メダリストは兵役特例を受ける。種目数も多い。知能オリンピックのオリンピアードは世界1位になっても兵役特例もなく、大学入試でも扱われない。多くの時間を奪うだけで、この分野の天才的な才能は入試資料でわずかなヒントでも存在してはならない。教育当局がそのように強制するからだ。こうした環境でプログラミングに時間をかける高校生がいるというのは珍しいことだ。本当に興味がなければできることではない。このような学生こそが本当に夢と才能を育てる典型的な例ではないだろうか。

 
ソウル大は今、全科目の内申が平均的に高い学生だけが書類選考を通過する大学になった。ソウル大コンピューター工学部に落ちた後に米カーネギメロン大に行ったり、ソウル大の1次選考通過も難しい学生がMIT入学の勧誘を受けたりすることが少なくない。ギリシャ神話に出てくる「プロクルステスの寝台」と変わらない。手足がベッドより長ければ切って殺し、短ければ引き伸ばして殺した怪物のように。ソウル大は韓国教育の正常化を名分に時代に全く合わない入試体系を強制的に抱え込んでいる。勉強だけで順序を決めてはいけないと言いながら入試制度はそのようにしている。そして世界1位が2、3倍数の中にも入れない世界的(?)な大学になった。

文炳魯(ムン・ビョンロ)ソウル大工大教授コンピューター工学部

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【時論】世界1位の天才も入れないソウル大(1)

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