<韓国釣り船転覆>別の海域でトルゴレ号捜索…朝までさまよった海洋警察(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.07 11:18
釣り船「トルゴレ号」の生存者を救助するために出動した海洋警備安全本部が当初、別の海域を捜索していたことが確認された。トルゴレ号は最後の信号があったところから南西側に流れたが、海洋警察は東側を集中的に捜索した。
海洋警察によると、トルゴレ号は前日午後7時38分、済州湫子島(チュジャド)の北東側500メートル海上で漁船位置発信装置(V-PASS)の信号が途絶えた。海洋警察は船に水が入って電源が切れたとみてここを事故海域と推定し、警備艇3隻を送った。しかし現場ではトルゴレ号が見つからなかった。海洋警察は「漂流予測システム」を活用した。風と海水の流れから行方不明者や船舶がどこに流されたか予測するシステムだ。これに基づき海洋警察は5日夜遅くまで信号が途絶えた場所の東側の海域を集中捜索したが、船は発見されず、西側に区域を広げた。トルゴレ号は結局、信号が途絶えたところから南西側に4キロ離れた海で、ここを通った漁船によって発見された。連絡が途絶えてから11時間後の6日午前6時40分だった。