韓国自動車産業、脱出口はR&D…投資額はドイツ・日本のわずか20%(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.04 13:09
韓国自動車産業危機論が高まる中、自動車・自動車部品企業の研究開発(R&D)投資拡大が急を要するという指摘が提起された。グローバル金融危機以降5年間、韓国自動車企業のR&D投資額はドイツ、日本などの自動車先進国企業の5分の1に過ぎなかった。専門家らは電気自動車などのエコカー、自律走行車などの未来技術に対する投資と政府の関連部門規制緩和のスピードを上げるべきだと助言した。
国家未来研究院〔院長:金広斗(キム・グァンドゥ)〕が3日、韓国経済新聞の後援でソウル・小公洞(ソゴンドン)のザ・プラザホテルで「韓国自動車産業の現況と課題」を主題に開催された第2回産業競争力フォーラムのセミナーで、参席者が韓国自動車産業が競争力を強化するにはさらに積極的なR&D投資が必要だと指摘した。発表者として参加した韓国自動車産業研究所の朴弘栽(パク・ホンジェ)所長(現代自動車副社長)は「最近数年間、世界の自動車市場の成長を主導した中国などの新興国市場が停滞期に入ったためグローバル完成車企業の販売量がいっせいに減った」と分析した。