<再開館控えた上海臨時政府庁舎>「韓中共同の抗日闘争を浮き彫りに」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 10:42
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4日の再開館式を控えた上海臨時政府庁舎1階展示室。臨時政府主席だった金九(キム・グ)先生の胸像の後ろに大型太極旗が飾られ、応接テーブルの上に茶器セットが置かれている。左側の壁には李承晩(イ・スンマン)、朴殷植(パク・ウンシク)、李相竜(イ・サンリョン)ら歴代臨時政府首班の写真が掛けられている。朴大統領は3日に中国戦勝節閲兵式を参観した後、4日に再開館式に出席する。
中国政府が上海臨時政府庁舎の再開館を準備し、庁舎内に韓中共同抗日闘争の重要性を強調した当時の金九(キム・グ)主席の寄稿を展示すると、与党関係者が1日伝えた。中国政府が特に気を遣った臨時政府庁舎1階の展示室の中央には金九先生の胸像と大型太極旗が置かれた。金九先生の胸像は再開館以前は1階の映像室の片隅にあった。4日に開かれる上海臨時政府庁舎再開館式には朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席する。
今回公開されるのは1943年10月7日付の中国新華日報に掲載された金九先生の「中国の抗戦と韓国の独立」という寄稿。新華日報は38年に創刊された共産党機関紙で、中国国民党政府の統治区域で発刊された。中国は庁舎再開館を準備しながら、ほとんど韓国から臨時政府に関連する展示資料を譲り受けたが、この寄稿だけは自国で準備したという。韓国には知らされていなかった資料だ。