大宇造船海洋、部長級幹部400人を退職させる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.01 10:24
今年4~6月期だけで3兆318億ウォン(約3102億円)の営業損失を記録した大宇造船海洋が高強度の構造調整に入る。大宇造船海洋は31日、「9月から組織と人員を大幅に減らし、4000億ウォンに達する資産を売却することにした。組織改編によりこれまでの2総括13部門56チーム285グループだった組織を1所長8本部39担当205部に30%縮小する」と明らかにした。これに伴い、大宇造船海洋の事務職部長級1000人余りと専門・首席専門委員300人余りが一次的に希望退職や勧告辞職対象に上がる。業界では全体で1300人余りの高職級者のうち30%ほどが勇退することになるとみている。
大宇造船海洋はすでに高職級者を対象に内部業績評価作業に入っており、相当部分で評価を終えた状況だ。また、経営不良に責任のある幹部には勧告辞職を、残りの幹部には希望退職申請を受け付ける予定だ。1万3000人のうち7000人を占める生産職はほとんどが労組に加入しており、今回の構造調整台風からは逃れることになった。現在大宇造船海洋労組は会社側の今年の賃金据え置き方針に反発しストを強行するとの立場だ。大宇造船海洋が構造調整に入ったことで同社の鄭聖立(チョン・ソンリプ)社長(65)が強調した「人為的な構造調整はない」という方針は事実上覆された。