<南北高官接触>中国声明の立場変化で南北会談が成功?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.24 11:14
「有関各方(関連するすべての当事者)」と「有関方面(関連する側)」の差。
北朝鮮の砲撃挑発後、中国政府が冷静と自制を要求して出した公式見解に登場した単語だ。一文字の差だが、北朝鮮に対する中国の圧迫ぶりが含まれていると政府高官関係者が23日説明した。中国外務省が南北間の衝突局面で、書面で初めての公式の立場を明らかにしたのは21日午後8時だ。華春瑩報道官は「有関方面」が自制することと「有関各方」が対話を通じて現状を解決することを促した。外交部当局者は「中国はこれまで北朝鮮の挑発による韓半島(朝鮮半島)の緊張状況について立場を表明する時に『有関各方』すなわち関連するすべての国家という表現を使っていた。これは加害者を特定せず南北いずれも自制しろという一種の両非難論的な立場」と話した。この当局者は「だが今回新しく使った『有関方面』は、責任のあるどちらか一方を念頭に置いた表現」といった。それと共に「それが誰なのかは指し示さなかったが、中国が今回の状況の加害者を誰とみて圧迫を加えているのか十分に推測できる単語」と話した。実際に中国は韓国哨戒艦「天安」爆沈事件が北朝鮮の仕業であることが確実になった2010年5月15日にも「韓半島の平和に関連した『有関各方』が自制するよう願う」とした。