【グローバルアイ】中国の閲兵式招待、負担になるラブコール=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.04 08:22
毛沢東だけの特権があった。天安門の城楼で人民解放軍を査閲しながら手を振る特権だった。周恩来と劉少奇、高崗など新中国開国の功臣が両側に並んだが、彼らは手を振ることができなかった。ただ、毛沢東のそばで拍手だけをした。作家の余華が鋭い観察力で描いた、領袖と領袖でない者の差だった。
「権力は銃口から生まれる」と説明した毛沢東は1949年から59年の間、毎年、天安門で閲兵式を挙行した。1960年代の文化大革命当時にも毛沢東は天安門の城楼に上がった。人民解放軍を査閲する代わりに10代の紅衛兵に手を振ったのが違う点だった。
トウ小平が天安門の閲兵式を復活させたのは84年だった。毛沢東の後継者に決まった華国鋒を失脚させ、陳雲など保守派との路線闘争で勝利し、第1人者としての地位を固めた後だった。閲兵式はトウ小平体制の完成を宣言する画竜点睛の儀式だった。