【コラム】分断の固定化が恐ろしい=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 13:52
分断が固定化しつつある。それが現実化するかと思うと恐ろしい。今年1月でさえも南北首脳は首脳会談の希望を投げかけていた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は新年の辞で初めて南北首脳会談の可能性に言及した。さらに朴槿恵(パク・クネ)大統領も新年の記者会見で前提条件なしの南北首脳会談で雰囲気を盛り上げた。今年、光復(解放)70年・分断70年を迎え南北関係の突破口がつくられるようだった。だが光復節までわずか12日残した現在までに特別な進展がない。
ややもすると派手な言葉の羅列で終わりかねないと思うと心配になる。南北がこのようになったのには数十種類の理由がある。最も大きな理由を挙げようとするなら「お前が先に譲歩しろ」だ。例えば「韓米合同軍事訓練を臨時中断すれば、核実験も臨時中断する」(北朝鮮)、「核を放棄すれば経済特区を支援できる」(韓国)などだ。順序を逆にひっくり返せば良いはずだ。「核実験を中断するから韓米合同軍事訓練を中断しろ」「経済特区を支援するから核を放棄しろ」。