<ロッテ経営権紛争>辛東彬会長はM&A勝負師 「今度は父の会社を狙う」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 10:33
「M&A(企業の合併・買収)専門家の辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長(60)が今度は父の会社を狙っている」。最近のロッテグループの経営権紛争を一言で要約した財界の評価だ。兄弟間の争いの一つの軸、辛東彬会長の「勝負師」気質を表す言葉だ。兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテ副会長(61)に続き、父の辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(94)が2日、「辛東彬を許さない」と肉声で明らかにしたが、辛東彬会長の考えは変わらないようだ。
韓国ロッテは2004年に辛東彬会長が政策本部長として経営を始めてから10年間で、売上高が23兆ウォンから83兆ウォン(2013年)に増え、財界序列も5位に上昇した。一方、日本ロッテの売上高は5兆7000億ウォン(2013年)と、韓国の15分の1にすぎない。