【噴水台】太極旗は必ず掲揚しないといけないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.26 07:47
国旗を履いて歩き、尻に敷し、背もたれにし、覆って寝て、コースターに使う。英国人のことだ。ユニオンフラッグ(英国国旗の公式名称)を切り貼りしたようなデザインの運動靴があふれ、底にその形を刻んだハイヒールもある。国旗で包装した形のソファ・ふとん・クッションもすぐに手に入る。ユニオンフラッグのマグカップ・テーブルクロス・スマートフォンケースも、ロンドン市内のみやげ店のショーケースに並ぶ。屋根または車体全体にユニオンフラッグをデザインしたタクシーや乗用車もある。門をその形にした家も見たことがある。このうちクッション・自動車の屋根・ふとんは韓国にもすでに“導入”された。
靴下、床に敷くラグ、ペット小屋になると不敬に見えるが、もともとその国でそれが問題になったというのは聞いたことがない。まさに多様な形で親しむように国旗を楽しむ。
韓国の行政自治部が三一節(独立運動記念日)を控え、太極旗を設置するキャンペーンを熱心に行っている。民間の建物にまで国旗の掲揚を義務づけようとしたが、「法で強制することではない」という他の部処の反対で白紙になった。今日(26日)午後にはソウル光化門(クァンファムン)で大々的な街頭行事も開かれる。「愛国太極旗設置運動を自分から実践しよう!」が公式スローガンだ。国旗掲揚が1988年式の国民運動になった。映画『国際市場』の国旗下降式の場面に感銘を受けた公務員が多いようだ。