MERSが直撃…6月の青年失業率16年来の高水準=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.16 08:45
青年雇用が中東呼吸器症候群(MERS・MERS)の直撃弾を受けた。統計庁が15日に明らかにしたところによると、先月の15~29歳の青年失業率は前月より0.9ポイント上昇した10.2%を記録した。6月基準では通貨危機の最中だった1999年に記録した11.3%以降16年ぶりの高水準だ。先月の失業者105万人のうち半数近い44万9000人が青年層だった。青年失業率が高まったのはMERSによりサービス業種が集中的に打撃を受けたためだ。6月の失業率は3.9%で前月より0.1ポイント上昇した。サービス職のアルバイトと非正規職に偏った青年雇用の現実だ。それすらもMERSに巻きこまれた。
オンライン求職サイトのアルバ天国が先月19~35歳の会員1755人を対象に実施したアンケート調査でも同様の結果が出た。回答者の19.1%が「MERSのために決まっていたアルバイトが取り消された」と答えた。取り消されたアルバイトの種類では、イベント進行が31.0%、遊園地が14.0%、飲食店・サービスが13.1%など、サービス業種が大きな割合を占めた。ソウル冠岳雇用センターのユン・ギョンウィ就職支援担当パート長は、「MERSの影響で1カ月前より求人要請が減り、アルバイトも多く取り消された。ビュフェ食堂の仕事はもともとアルバイト生を求めるのが大変だったが、他の仕事が減ったからか応募する人が多く競争が激しかった」と伝えた。