【時論】韓国のTPP加入、急いでばかりはいられない理由は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.02 09:15
このような点を考慮すると韓国のTPP対応戦略は単純に現時点の12カ国のTPPに限定されてはならない。TPPにより触発される今後の世界の通商体制の動態的変化状況を基盤にまとめられなければならない。現時点でTPP対応戦略の焦点は、ただ加入時期を決める問題だけでなく、世界貿易機関(WTO)と別に構築されるポストTPP体制に対する韓国の産業環境の需要性を育てる対策作りにある。
韓国のTPP加入時期決定はTPP交渉の結果により戦略的に判断する事案だ。だが、いまから推進しても正式にTPP加盟国として認められるまで4~5年の期間がかかりかねず、迅速な対処が必要だ。さらに重要なのは時間の問題として近づいたTPP次元の新しい貿易規範を韓国の産業界が迅速に受け入れるよう制度と産業環境を改善する作業だ。