『深夜食堂』に惹かれる理由、慰めが欲しいから=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 10:55
日本の俳優、小林薫が最近来韓した。小林薫は2009年に日本のTVドラマで『深夜食堂』が放映され始めた時からずっとマスター役として深夜食堂を守ってきた。先週、韓国で封切りした映画『深夜食堂』(松岡錠司監督)でも彼はマスターの座をそのまま守っている。正午から午前7時まで営業する小さなお店で客に食事を作り、彼らが打ち明ける事情を黙黙と聞く役割だ。空腹だけでなく心の飢えまで慰める、こんな食堂が世の中に本当にあるだろうか。
小林は中央日報が発行する映画週刊誌マガジンMとの最近のインタビューで「深夜食堂は大人たちのファンタジー」と話した。「マスターのようにお客さんと適度な距離を維持しながら、すべての人の口に合う食べ物を出して心まで慰めるのは現実的に難しいのではないか」ということだ。それが『深夜食堂』が原作漫画からドラマ、映画まで多くの愛と関心を集めた理由だという。