【社説】韓日修好50年…両国首脳の思い切った決断を望む
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.06.21 13:14
22日は東京で韓日基本関係条約が調印されてちょうど50年になる日だ。国交が正常化し、パートナーとしての協力関係の軸を用意した意味深い日だ。だが、半世紀が過ぎたいま、両国関係は最大の山場に差し掛かっている。日本軍慰安婦、歴史教科書、独島(ドクト、日本名・竹島)領有権問題などで行き詰まった状態だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領と日本の安倍晋三首相は執権して2年が過ぎたがまだ正式に首脳会談をできずにいる。韓日修交50周年である22日も両国首脳がともにする記念行事はない。
両国関係がこのような状況に至ったのは多分に指導者のリーダーシップ問題が作用したとみられる。相手方に対する刺激と一寸の譲歩もない強硬な姿勢が対立と反目を拡大した。国内政治と支持層を意識した末に民族主義的ポピュリズムから抜け出せないまま世論の顔色をうかがうのに汲々としたという感じを消すことはできない。