<韓国人の心、ビッグデータ分析>「4.怒り」…集団憤怒を解消するには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.19 15:20
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韓国の成人男女200人を対象に行ったアンケート調査の結果
2年前に釜山のある私立大を卒業したチェさん(26、女性)は数十社に入社志願書を出したが、就職できなかった。昨年ソウルに来たチェさんにあるオンラインショッピングモールからフィッティングモデルとして仕事をしてほしいという話があった。「月に200万ウォン(約22万円)ほど稼げる」と聞いて仕事を始めたが、給料は適時に支払われなかった。ショッピングモール社長は抗議するチェさんに対し、常習的に暴言を吐いた。その後、うつ病に苦しんだチェさんは、自分も知らないうちに家族や知人にあたることが増えた。コンビニの職員、タクシー運転手など知らない人にはささいなことでも怒りを表した。結局、相談のために精神科を訪れたチェさんは「火病(鬱火病)」という診断を受けた。
韓国社会に「怒り」が蔓延している。蓄積された「怒り」が病気に発展する事例が続出している。健康保険審査評価院によると、火病で診療を受けた患者の数は年平均(2011-2013年)11万5000人にのぼる。米国精神医学会は1995年、この病気を「韓国民俗症候群」に分類し、疾病分類表に「Hwa-Byung(火病)」と正式表記した。