トヨタに照準合わせる現代の水素自動車…インフラが問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.28 09:01
トヨタ自動車は12日、米デトロイトで開かれた「2015北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)で水素燃料電池自動車「ミライ」を北米市場で初めて公開した。
「未来」を意味するミライを公開したトヨタは、「1度の充電で最大650キロメートル走行できる事実上初の量産水素自動車」として大々的に広報した。現代自動車が世界で初めて2013年4月に「ツーソンix」を水素自動車形態で発売したが、現在まで契約台数は26台にとどまっているだけに、トヨタの立場ではミライが商用化に成功した「最初の水素自動車」という意味だった。
昨年末に日本国内で市販を開始したミライは1カ月で1500台余りが売れた。ミライが予想を上回る人気を得たことで、トヨタは当初年間700台ほどを生産することにしていたが2017年には3000台まで増産することにした。現代自動車も負けていない。現代自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長(45)は13日、デトロイトモーターショーで「現代自動車は世界の自動車メーカーで初めて水素自動車を顧客に引き渡した会社」と強調した。ツーソン水素自動車は5分程度の充電で最大426キロメートルを走行でき、作動中は水蒸気だけを排出する。ツーソン水素自動車は水素を直接燃焼させてエネルギーを得るのでなく、内部の水素燃料電池で酸素と水素を結合させる方式で電力を生産する。ホンダもデトロイトモーターショーで水素自動車のコンセプトカーを展示した。ホンダの「FCVコンセプト」は最大480キロメートルを走行できる。水素自動車をめぐるプライド対決はひとまず現代自動車の判定勝ちで終わった。米国自動車専門紙の「ウォーズオート」は、「ミライはツーソンより騒音が激しいだけでなくトランクのスペースも狭い」としてツーソン水素自動車の手を挙げた。