【コラム】韓国、行動主義ヘッジファンド攻撃の最大脆弱国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.15 15:05
経済政策の無力化も心配だ。外国資本は収益を最優先にするため、韓国政府の経済政策に非協調的な場合が多い。この問題は、外国資本が拡大するにつれ韓国経済の主権が弱まるという意味と同じだ。国際社会で、金融危機国に対する国際通貨基金(IMF)の管理体制に例えて、ウィンブルドン現象を「第2の経済信託統治時代」と呼ぶのもこうした理由だ。
国内企業の経営権も脅かされる可能性が高い。エリオット・マネジメントは敵対的M&A(企業の合併・買収)などを通じて収益を能動的に創出するため、従来と同じレベルの外国人比率であっても国内企業が感じる経営権の脅威レベルはより深刻だ。このほか、所得不均衡を深め、不信、自殺など社会病理現象が深刻になる可能性も少なくない。