【コラム】MERS経済対策まで後手に回れば災難=韓国(1)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2015.06.15 10:40
中東呼吸器症候群(MERS)のために韓国経済に警告ランプが灯った。数千校の学校が休校し、映画館、百貨店、遊園地の入場者などが40~70%急減した。あちこちから昨年のセウォル号沈没事故の時もこれほどではなかったと騒ぎ立てる。セウォル号事故の衝撃で消費余力がしっかりと回復できていないのにまた大型の悪材料が発生した。MERSの経済への衝撃に対し政界では一言で「恐怖との戦争」を強調する。MERS自体との戦争も戦争だが恐怖をさらに憂慮する姿だ。「過度な恐怖」を追い出し、「あまりに不安に考えるのはやめよう」という。恐怖を誘発する流言飛語も厳しく処断するという。
「私たちが恐れなければならないことは恐れそのもの」というフランクリン・ルーズベルト米国大統領の言葉が思い出されるが、大恐慌の恐怖を鎮めたのは政治スローガンではなくニューディール政策ではなかったか。MERSの恐怖が問題ならばその恐怖が発生する根本原因、すなわち政府と病院の疾病予防管理能力の欠陥を把握し、それを根源的に除去する行動をすぐに見せれば良い。それなのに突拍子もない恐怖やデマばかり強調するのであきれ返る国民が多い。