香港「中国で隔離された韓国人の起訴を検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.05 08:53
中国で中東呼吸器症候群(MERS)の確定診断を受けて隔離治療中の韓国人男性K(44)が香港に戻れば起訴される可能性があると香港当局者が3日、明らかにした。
高永文・香港食品衛生局長は同日、MERSへの対応を話し合うために開かれた香港立法会(国会に相当)の特別会議でこのように明らかにしたと、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。先月26日に香港へ入国する過程で、医療スタッフに偽りの情報を提供したKに対する起訴計画を尋ねる自由党の鍾国斌議員の質問に、高局長は「現在、律政司(法務部に相当)に諮問を求めている」とし「条件と証拠が充分だという意見があれば法的措置をすることも考慮する」と答えた。一方で、高局長は「この男性が、今後、香港に戻る場合にのみ措置が取られる可能性がある」と付け加えた。香港の刑法上、外国人が偽りの情報を提供して自国民に被害をもたらした場合、5000香港ドル(約8万円)の罰金や拘留6カ月の処分を下すことができる。