「第2の半導体産業を見つけるには現代美術をしよう」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.29 17:13
李会長の理論のうち西欧経営学者が最も歓呼したものの一つが「品性リーダーシップ(Being Leadership)」だ。李会長は「いくら知識が豊かで用兵術が優れていても、品性が落ちるリーダーは職員と組織、実績を滅ぼす」と述べた。リーダーの性格にはリスクを負う企業家精神も含まれる。李会長は故李秉チョル(イ・ビョンチョル)サムスングループ会長のエピソードを紹介した。
「初めて半導体事業を始める時、日本は『下手をすれば本業まで吹っ飛ぶ事業』といってあきらめた。その代わり映画会社や不動産を買収した。しかし李会長は半導体を『時間産業』と見た。『世界で最も速く開発すれば大きく儲けることができる』と話した。そして1994年、本当に世界で初めて256メガDRAMを開発し、今まで国家経済を支える産業になっている」