<韓国・ローンスター訴訟>韓国がISDで初の試験台、初日から激しい争い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.18 09:15
米ワシントンの国際投資紛争解決センター(ICSID)で15日に審理が始まった米国系ファンドのローンスターと韓国政府間の国際仲裁事件は、韓国政府が投資家・国家間訴訟(ISD)の実行能力を評価される初めての試験台になる見通しだ。韓国政府がISD制度で訴えられた初めての事例であることに加え、訴訟規模だけで5兆ウォンを超える超大型事件であるためだ。特にローンスターは当初43億ドルだった請求金額を「為替相場変動による損害」などを理由に最近46億7900ドルに増額した。
ワシントンに滞在する韓国政府側法律代理人は17日、「初日から相当なつばぜり合いだったがローンスターが要請した外換銀行売却当時の韓国側金融政策責任者が来週から証人として出席すればさらに激しい攻防が展開されるだろう」と予測した。韓国政府合同対応チームを率いる法務部のキム・チョルス国際法務課長は、「妥協の可能性は常に存在するがローンスターからはいかなる提案も受けていない」と話した。