北朝鮮、日本を通じ旧ソ連製SLBM発射装置輸入か
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.05.17 12:29
北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に使われたミサイル発射装置が、2003年に日本の貿易商を通じてロシアから持ち込んだ旧ソ連製をモデルに開発されたという主張が出された。SLBM発射装置は潜水艦から発射したミサイルを正常軌道に乗せるための装置だ。北朝鮮は8日にSLBM発射実験に成功したと主張した。
国防関連シンクタンクの安保政策ネットワークスは16日、「2006年の米国議会報告書によると、北朝鮮は2003年に日本を通じて退役したロシア潜水艦のミサイル発射装置を輸入した。これを基本モデルとして開発した発射装置を新浦(シンポ)級潜水艦(2000トン級)に装着し実験に成功したもの」と明らかにした。
当時韓国の情報当局も米議会報告書などを通じてこうした情報を入手し、非公開で国会に報告した。だが、2006年には北朝鮮のSLBM開発推進の事実自体が韓国だけでなく国際社会で大きな注目を浴びることはなかった。