平和議論する「済州フォーラム」…北朝鮮の参加、継続推進(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.15 16:39
少々意外だった。元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道(チェジュド)知事(51)は北朝鮮との協力構想を並べ続けた。今月8日と14日の中央日報との2度にわたるインタビューでのことだ。北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を撃ち、軍部序列2位の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(66)を高射銃で公開処刑したというニュースが聞こえてきたにもかかわらずだ。
元知事は「こんな時であるほど済州フォーラムの精神である『アジアの平和と繁栄』のために北朝鮮を対話のテーブルに引き出さなければならない」として「そのためには地方自治体・民間レベルの協力が必須」と説明した。済州フォーラムを共同主催する機関の代表としての話であった。
彼は「平和を議論する済州フォーラムに北朝鮮が参加することが重要だ」として「事実、今年は北側の参加について統一部の承認を得たし、北朝鮮側とも接触した」と明らかにした。元知事によれば民族和解協力汎国民協議会(民和協)が北朝鮮の民族和解協議会と今年3月から中国の瀋陽で3回会って済州フォーラムの出席について議論した。元知事は「答はもらえなかったが対話を継続することを見れば、北側が今後も出席議論を続ける意向があるようだ」として「来年か再来年には必ず来るように努力してみる」と述べた。