【社説】現代車労組、海外生産防ぐ前に生産性を高めるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.15 13:37
現代自動車の労働組合が、国内はもちろん海外の生産量までも労使の合意で決めることを今年の賃金団体交渉で主張する雰囲気だ。今は国内の生産量についてのみ合議制を運営してきたが、これを海外事業場にまで拡大するということだ。通常賃金拡大要求に続き、国内外の生産量調整までも労組が会社経営を引き受けるということだ。
本当にあきれる主張であり、明白な経営権侵害だ。現代車の国内生産比率が昨年の37.9%から2020年には28%まで落ちる見込みであり、この場合、雇用が不安定になるという主張だ。なんとか海外生産を防ぎ、国内工場の新・増設を要求する考えだ。しかし海外生産が増えることになった原因の提供者が労組ということを本当に知らないのだろうか。