家族の前で…北朝鮮、人民武力部長を高射銃で処刑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.14 09:20
執権4年目の金正恩(キム・ジョンウン、31)体制の平壌(ピョンヤン)で血の粛清が再現された。2013年12月に叔母の夫・張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長を「反国家容疑」で処刑してから1年4カ月ぶりだ。
国家情報院は13日、「北軍部序列2位の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(66)が4月30日ごろ秘密裏に粛清された」と明らかにした。ハン・ギボム国家情報院第1次長は午前の国会情報委で、「北が玄永哲を逮捕してから3日後に平壌(ピョンヤン)順安(スンアン)区域にある姜健総合軍官学校の射撃場で、家族が見守るなか高射銃で銃殺したという情報がある」と報告した。高射銃とは北朝鮮が戦闘機など航空機を撃墜するために保有する口径14.5ミリの対空火器。韓国戦争(朝鮮戦争)当時に旧ソ連から導入し、最大射程距離4キロの機関砲の一種だ。