自動車産業の空洞化防げ…半額賃金実験=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.11 11:24
これに対しフランスとライン川で接する隣国のドイツは同じ期間に550万台から592万台に生産量が増え失業率も10.6%から5.1%まで下がった。世界2位のメーカーのフォルクスワーゲンをはじめとするドイツの自動車メーカーの労使が賃金据え置き、二重賃金制導入に合意したおかげだ。BMWバイエルン工場も生産職の労働者約1万7500人の平均年俸が4万~5万ユーロにすぎない。光州市の戦略もドイツをベンチマーキングし後進的な労働生産性を改善して「半額賃金構造」を作る一方、新しい雇用を創出して地域経済を再生させようというものだ。
しかし「半額賃金論」が現実化されるためには制度的・法的に超えなければならない山が多い。特に2003~2008年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に定着した産別交渉体制など各種労働法関連条項が雇用創出に最も大きな障害になっている。