各国が円買い攻勢…金融緩和しても強い円
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.15 10:08
日本の円安誘導が思い通りにならなくなっている。円はドルと比べ今年に入ってから0.13%ほど下がった。ユーロの12.73%、ポンドの5.88%に比べ強いドルの恩恵をほとんど得られていないことになる。
予想外の現象だ。ブルームバーグは14日「各国の中央銀行が円を積極的に買い入れているというのが専門家らの説明だ」と伝えた。米投資銀行のモルガン・スタンレーによると、昨年下半期だけで各国の中央銀行が買い入れた円は5兆4000億円に達する。各国の中央銀行が円を買い入れるため円はユーロやポンドなどに比べ相対的に下がらなかった。
代わりに中央銀行はユーロを売った。ユーロ建て資産の代表であるドイツ国債の利回りがマイナス0.2%台で上下している。ドイツ国債を保有すると各国の中央銀行は利子を受け取るのではなく利子を払わなければならない。外貨準備高運用者には耐えられないことだ。