韓国大使館、IS襲撃受けたが…大使と電話連絡もしない外交部
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.15 08:40
在リビア韓国大使館が12日銃器乱射襲撃を受けた当時に現地公館長のイ・ジョングク大使が韓国に帰国した状態だったと明らかになった。それでも外交部はこうした状況をまともに把握できないまま記者会見でイ大使がチュニジアにいると説明した事実が後になって明るみになった。
スンニ派武装組織のイスラム国(IS)と関係のある暴漢が大使館を襲撃した12日、外交部当局者は記者たちに事件概要を説明しながら「現在(イ・ジョングク)大使は任期満了で交代する状況のためチュニジアのチュニスにいる。すぐに韓国に来るだろう」と話した。イ大使は後任者が来るまでチュニスの臨時事務所でトリポリの現場状況を指揮しているという意味だった。昨年6月イスラム民兵隊がリビアの首都トリポリを掌握して治安が悪化すると、韓国大使館も近郊のチュニジアに公館職員の一部を臨時撤退させた。以後、韓国外交官たちはトリポリとチュニスを行き来しながら現地の状況を取りまとめている。