フィリピンでの韓国人殺害率14.7人…現地人の8.8人より多く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.12 09:28
9日午後(現地時間)、フィリピンのマニラのケソンシティのカフェで韓国人パクさん(45、女性)が、強盗が撃った銃弾に当たって亡くなった。この日パクさんはコーヒーを買うために携帯電話と少しの現金だけを持ってカフェを訪れた。パクさんが入ったカフェには午前10時半ごろに強盗が入った状態だった。強盗は従業員と客をトイレに閉じ込めたままカフェの中にいた。パクさんがカフェに入ってくるとすぐに強盗は銃で威嚇し、パクさんの携帯電話を奪った。パクさんは奪われた携帯電話を取り戻すため強盗と争い、強盗はパクさんに向けて銃を撃った。駐フィリピン韓国大使館の関係者は「フィリピンに来てからいくらも経っておらず現地の事情がよく分からないパクさんとしては、強盗が実際に銃を撃つとは思わず抵抗したようだ」と話した。
フィリピン内の韓国人の安全に赤信号がついた。今年フィリピンで殺害された韓国人だけで4人だ。2013年に13人、2014年は10人など毎年10人余りの韓国人が殺害されている。
2013年基準でフィリピンの韓国人対象殺人犯罪発生率(年間の人口10万人あたり殺人事件数)は何と14.72件だった。当時フィリピンに滞在していた韓国人の数(8万8000人)を基に求めた数値だ。フィリピンの内国人の殺人犯罪発生率(8.8件)よりも高い。特に中国(0.19件)、米国(0.095件)などで発生する韓国人の殺人事件発生率の100倍超かそれに近い。フィリピンと滞在韓国人数が似ているベトナム(8万6000人)では、2012~2013年の韓国人殺害事件が1件も発生していなかった。