米国が中国牽制のため日本に力与える可能性(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.13 09:38
これに対し米国の東アジア政策で韓国の割合は相対的に小さくなる様相だ。カーター長官は大きな枠組みでの韓国の役割よりは、北朝鮮の威嚇に対してだけ集中的に強調した。政府消息筋によるとカーター長官は10日に韓長官と会った席で、北朝鮮が開発中の核兵器と大陸間弾道ミサイル(ICBM)に対応するために韓米抑制戦略委員会(DSC)を発足させることで合意したという。この委員会新設は今月中旬に米国で開かれる第7回韓米統合国防協議体(KIDD)で最終決定される。また、カーター長官は訪韓期間中に京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の海軍第2艦隊司令部を訪問し、哨戒艦犠牲将兵を追悼して「(哨戒艦爆沈は)韓米同盟の重要性を思い起こさせる事例だ」と強調した。彼は「現在開発中のステルス爆撃機がアジア・太平洋地域で重要な役割をするだろう」とも話した。
これまで議論になった米国の高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の配置問題は両国の国防相会談で議論さえされなかった。自主国防ネットワークのシン・インギュン代表は、「新型ステルス爆撃機を配置するということは該当地域での武力衝突の可能性を大きく懸念していることを意味する。これは北朝鮮の脅威に対する抑止力を強化するという意図」と解説した。