米国が中国牽制のため日本に力与える可能性(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.13 09:38
アシュトン・カーター米国防長官が3日間の訪韓日程を終え11日に出国した。カーター長官は、「今回の訪韓の目的は韓米日3国同盟をさらに強化すること。3国間安保協力強化は米国のアジア太平洋再均衡政策の核心要素だ」と明らかにした。堅固な3国同盟を通じて北朝鮮の武力挑発を抑止し、中国の浮上を牽制するという意図だ。カーター長官はこのため韓国に先立ち日本も訪問し、日米軍事協力強化案を話し合った。
だが、専門家らは彼の今回の韓日歴訪が妙な余韻を残したと分析する。歴史認識問題などで不協和音を出している韓日対立の解決の糸口を見つけるための訪問だったが実質的には韓国を圧迫する雰囲気だったということだ。
これはカーター長官の発言を通じても感知できる。カーター長官は8日、読売新聞とのインタビューで「3カ国は将来に目を向けねばならない。協力の潜在的利益は過去の緊張や今日の政治よりも重要だ」と強調した。これは韓日対立を直接言及したもので、2月にウェンディ・シャーマン米国務次官が「政治指導者が過去の敵を非難し安っぽい拍手を受けようとする」と発言したこととも一脈通じる。