【コラム】韓日観光戦争、歴史戦争より難しい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.08 08:07
これを書く前にまず、すべてのタクシー運転手や客がそうではないということを明確にしておきたい。おそらく「私は違うのに…」と不快に思う人が大半であると思われるからだ。しかし昨年8月に東京特派員を終えて帰ってきた後、以前よりタクシーの乗車がさらに負担になったのは事実だ。我慢して乗らなければならないほど清掃されていない車もあり、車内で吸ったたばこのにおいを消すために真冬にもかかわらず窓を開けている運転手もいるが、それでもそんなものだろうと済ませる。
むしろ記者が不快に思うのは、「私は本当に客だろうか」と感じる時だ。携帯電話のスピーカーホンで通話しながらどうでもよい自分の家の話を客に聞かせたり、客がいてもいなくてもラジオのボリュームを最大に上げている人もいる。東京生活の3年間、携帯電話で電話をするタクシー運転手を一度も見たことがなかったため適応が容易ではない。