日本の３５０万人の中学生全員が来年から「独島（ドクト、日本名・竹島）＝日本の領土」と習う。史上初めてのことだ。

文部科学省は６日、教科用図書検定調査審議会を開き、来年から全国の中学校で使用する教科書の検定結果を発表した。検定の結果、社会科の地理（４点）・公民（６点）・歴史（８点）の３科目、計１８点の教科書すべてに「韓国が竹島を不法占拠している」「竹島は日本固有の領土」などの一方的な主張が盛り込まれた。これを受け、今後、韓日間の葛藤の溝はさらに深まり、日本国内の独島領有権主張が拡大再生産される見込みだ。

今回の教科書検定結果は事実上、安倍晋三首相が指示したとみることができる。安倍政権は昨年１月、教科書検定基準を改め、教科書の記述を政府の立場を代弁するよう変えられるようにした。

外交部の趙太庸（チョ・テヨン）第１次官はこの日、別所浩郎駐韓日本大使を呼んで強く抗議し、是正を求めた。政府は今月中に独島領有権を強化する小・中・高校の学習資料と、日本軍慰安婦を正しく知るための教材を配布するなど正面から対抗する方針だ。