【コラム】世界を知ってこそ国が生きる=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.06 10:09
こうした事実をしっかりと把握して最初かから韓国の対応は違っていなければならなかった。参加だけでなく創設過程に積極的な役割をすべきだった。その役割とは韓国と考えが似た国々がAIIBにともに加入し、この機関が透明で公正に運営され既存の国際機関との補完的関係が維持されるよう努力することだ。
もちろん加入以前に韓国に最も重要な友邦であり主要経済パートナーである米国の理解を促すだけでなく、一歩進んで米国もこれに対し積極的に参加しなければならないと説得すべきだった。米国が反対しようが支持しようがAIIBは創設されるということを既定事実として受け止め、米国は韓国とオーストラリアなどAIIB内で役割を務められる国々の加入を推奨するよう説得すべきだった。そして中国にAIIBが単純に地域レベルの排他的機関ではなく開放された国際機関になるべきで、このために米国の参加とグローバルスタンダードに合致した運営方式が重要であることを説得するのにも先導すべきだった。