【コラム】中国は強大国でも資本主義国家でもない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.26 09:19
中国に対する誤解の中に、貧富の格差がほかの国よりも大きいという話がある。率直に言って、中国の貧困層は本当に貧しい。外国人もニュースを通じて中国の貧富の格差を知っていて案じたりもしている。だが貧富の格差がない国がどこにあるだろうか。中国は依然として開発途上国だ。経済発展を始めてから30年ほどしか経っていない。人口も14億人に迫り、韓国の30倍に近い。土地が広くても暮らすのに適していない場所が多く、一部の地域に人口が集まっている。資源も人口で分ければ多いほうではない。14億人の10%だけが貧しくても1億人を超える。したがって外見や報道だけを見て貧困層の貧困と上流層の贅沢を比較することで中国を全体的に理解することはできない。
中国は世代差が激しいという。もちろん世代間格差が大きいのは大きい。だが、これはいち早い経済成長のためにあらわれる自然な現象だ。文化と技術の変化は、世代間でそれぞれ違う成長環境を提供していた。今の25歳の成人は男らしい・女性らしいスターが出てくる青春ドラマを見て育った。だが彼らよりも5年ほど若い世代は李宇春(Chris Lee)のような型破りなスタイルのスターを見て成長する。こうした若者の好みを見て大人たちが当惑するのは当然だ。