全斗煥元大統領、訪日前に日本に圧力…天皇、初めて過去の歴史に遺憾表明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.31 08:14
1984年に全斗煥政権が中国が韓国を、日本が北朝鮮をクロス承認することを日本を通じて推進したことが30日、明らかになった。クロス承認とは外交的に相手を国家と認めることを意味する。外交部はこうした内容が含まれた外交文書およそ26万ページを公開した。政府は30年経過した外交文書を審議を通じて公開している。
公開された外交文書によると、クロス承認は「漢江(ハンガン)開発計画」という暗号名で計画された。当時の全斗煥大統領が84年9月に指示した事項だった。「日本が中共(中国)と対話がうまくいくので、日本が中共に韓国を承認させ、日本は北朝鮮を承認するよう交渉する」という内容だった。まず中国と日本がそれぞれ韓国と北朝鮮に接触した後、米国とソ連(ロシア)にも接触を拡大する構想だった。
外務部は全大統領の指示から2カ月後の11月に計画案を作った。少なくとも4、5年間、平和共存体制を確保するのが目的だった。86年のアジア競技大会の前後にクロス接触を本格化し、88年ソウルオリンピック(五輪)前後にクロス承認を達成するという目標も設定した。同年12月1日、政府は中曽根康弘首相にこの提案を伝え、中国指導部と接触することを要請した。同時に米国にも協調を求め、中国と間接接触しようという戦略を併行した。