韓国、AIIB参加…アジアインフラ市場で年7300億ドルの機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.27 14:28
韓国政府が苦心の末にアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加入を決めたのは、創立メンバーとしての利点を生かしながら経済的実益を取るためだ。米国など国際社会が要求したAIIBの支配構造の透明性を中国が相当部分受け入れることにしたのも決め手となった。今後、AIIB協定文を作成する過程で声を高め、中国の独走を牽制しながら韓国人副総裁職と3大株主の位置を確保するという課題が残された。
◆AIIB資本金1000億ドル
政府がAIIB加入を決めた最も大きな理由は、AIIBによって派生する経済的実益にある。企画財政部はアジア地域のインフラ需要に比べて資金供給がはるかに及んでいないと説明した。アジア開発銀行(ADB)によると、アジア地域のインフラ施設投資需要は2020年までに毎年7300億ドルに達する。だが、世界銀行(WB)やADBなど既存の多者開発銀行の同地域に対する投資資金の供給はこれには及んでいないのが実情だ。