【コラム】韓国の「言論の自由」順位が落ちる理由(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.23 11:02
韓国が民主国家ということを疑う人はいない。しかし1987-88年の民主化以来、韓国で表現の自由は懸念されるほど衰退している。衰退は李明博(イ・ミョンバク)政権と現政権で加速している。
私の個人の意見ではない。2011年の国連人権報告官の報告書をはじめ、多くの人権機構がこの問題を指摘している。世界各国の人権・自由実態を追跡する非政府機構(NGO)「フリーダムハウス」は2010年、韓国の言論の自由状況を「自由」から「部分的に自由」に引き下げた。2011年には韓国のインターネットの自由に対して似た結論を出した。「国境なき記者団」は2010年、韓国の言論の自由を世界42位と評価した。2015年には60位に落ちた。日本より高いが、アルゼンチン、クロアチア、マラウイよりも低い順位だ。インターネットの自由を集中調査するオープンネットイニシアチブも韓国を黄信号をつけている。