友人の米中外務次官補、韓国メディアの前で「舌戦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.18 11:11
友情で会った友人が愛の争いをする三角関係ドラマがこういうものだろか。16、17日に一日違いで韓国を訪れた中国と米国の外務次官補を見ながら感じたことだ。舞台はソウル都染洞(ドリョムドン)外交部庁舎2階のロビーだった。外交官らが韓国外交部当局者に会った後、記者らと簡単な問答するところだ。
先にロビーを踏んだのは中国の劉建超外務次官補だった。16日午前、李京秀(イ・ギョンス)次官補に会って庁舎に入った劉次官補は「後ほど会おう」と言ってエレベーターに乗った。中国の人は決められた質疑応答を除いて韓国メディアの質問に答えないのが慣例であるため、そうだと考えられた。しかし2時間ほどの協議を終えて降りてきた劉次官補は違った。ロビーで待っていた記者らに対し、「THAAD体系に対する中国の関心と憂慮を重視してほしい」などと直接的な発言をした。「韓国がアジア投資開発銀行(AIIB)に参加することを望む」とも語った。メディアを相手に覚悟してメッセージを出すようだった。