韓国、中国主導AIIB参加も米国を気にしてタイミング逃す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.17 10:43
米国の目を気にして時間が経過し、先占効果を逃した。中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)のことだ。一歩遅れて参加しても、インド・英国・ニュージーランドより遅い29番目の席だ。「言葉の力」で遅れをとるしかない。中国の習近平国家主席が2013年の東南アジア歴訪中、500億ドルを出捐してAIIBを創設するという構想を発表した当時、韓国の関心事ではなかった。米国と日本が主導するアジア開発銀行(ADB)、世界銀行(WB)中心の国際開発金融秩序に対する挑戦だったからだ。
翌年7月に習主席が訪韓し、韓中首脳会談で「韓国の参加を望む」と述べた当時も、政府は深く考慮する準備ができていなかった。ある外交が消息筋は「青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室さえもAIIBが正確に何をするのかよく把握していなかった。北の改革・開放を引き出すことができるという分析もずっと後に出てきた」と伝えた。