【取材日記】日本は資金投じて過去を消そうとするのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.16 08:45
鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が訪米中の4日に親韓派の米国議員らと会った席で出た話だ。マイク・ホンダ下院議員が安倍晋三首相の米議会での演説に反対するとの考えとともに、「日本政府が5億ドルをかけて米国の歴史教科書など過去史に対する修正に乗り出している」と伝えたようだ。彼は「歴史を否定し歴史を変えることに予算を投じるならば正しくない」と強調したという。ホンダ議員は2007年に日本軍慰安婦決議案の米国下院通過を成功させた主役だ。
日本政府の過去史ロビー説はホンダ議員だけの話ではない。ロイター通信は12日、「日本政府が米ジョージタウン大学、マサチューセッツ工科大学などを含む海外大学9校に日本学研究支援用として1500万ドルの予算を策定した」と報道した。ロイターは「保守的な安倍政権の戦時過去史問題に対する偏向を正そうとする努力」と解釈し、「批判する側ではこれを歴史洗濯の試みと見ている」と伝えた。記事によるとジョージタウン大学とマサチューセッツ工科大学はそれぞれ500万ドルの研究資金を受け、日本の国際交流基金も米国など海外の大学6校にそれぞれ20万ドルを支援することにした。