韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.11 16:57
記者が今月7日に訪れたスアム生命工学研究院(以下スアム研究院)はソウル九老区梧柳洞(クログ・オリュドン)、木が生い茂る急斜面に広がっていた。2012年京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)からこちらに移ってきた。周囲は人気もなく閑静だった。外観だけ見ると、地上5階建ての建物の内部で何が起きているのか想像がつかなかった。
◆動物クローンの商業化に成功
玄関のドアを開けた後、エレベーターに乗って5階に上がるとそこには「犬の世界」が広がっていた。スアム研究院で対外業務を担当しているキム・フン部長は、「この実験犬はアルツハイマーや糖尿病のような疾患遺伝子が挿入された動物で、難病研究に活用されている」とし「この研究所以上の動物クローン研究を日常的に行っている場所は世界でもあまりない」と話した。キム部長は「異種臓器移植、犬と牛・豚だけでなくコヨーテやマンモスなどのクローン実験も行っている」と説明した。スアム研究院ではゴールデンリトリバー(2007年3月)、ビーグル(2007年7月)、中国獅子犬のチベタン・マスティフ(2008年4月)、米国9・11テロ当時の人命救助犬「トレック」(2009年6月)、コヨーテ(2011年10月)等のクローン研究が行われた。