脱明洞、脱ブランド…13万人の中国人観光客、韓国人のようにショッピング(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.25 15:48
HSBCコンサルティングは最近、報告書で「New(新しい) TST」という新造語を使った。TSTとは、香港の繁華街である尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の頭文字だが、東京(Tokyo)・ソウル(Seoul)・台北(Taipei)の頭文字を合わせて「New TST」としたのだ。要するに、中国の春節(18-24日)を迎えた中国ショッピング客が、民主化デモで騒々しい香港の代わりにソウルなどに行ったという意味だ。HSBCコンサルティングのレンバーグ消費財・ラグジュアリー部門代表は「TSTの中でも化粧品とファッション部門で勢いのあるソウルが今回の春節特需の確実な勝者(clear winner)」と評価した。
実際、今年の春節期間には過去最大規模となる約13万人の中国人観光客が韓国を訪問した。内需不振に苦しむ国内の流通業界も春節特需を享受した。18-22日にロッテ百貨店本店は中国人売上高が75%増えた。現代百貨店はソウル中区に店舗がないが、「江南中国人観光客」のおかげで売上高が60%近く増えた。