安全性めぐる議論にため息つく第2ロッテワールド(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.11 13:13
事実市民が最も不安に思うのは「地盤安全性」だ。工事過程で岩盤層の地下水を汲み出したが、この空間に近所の石村湖(ソクチョンホ)の水が入って来て地盤が弱まり、シンクホール(道路沈下)が現れたということだ。だが、仁済(インジェ)大学のパク・ジェヒョン教授(都市工学)はこの日、取材に対し「石村地区のシンクホールは湖から水が抜けたのではなく、地下鉄工事の現場管理に問題がありできたものとみている。直径50センチメートル~1メートル、深さ20~50センチメートルの小型の道路陥没は下水管の老朽化や排水管の問題が原因である可能性が大きい」と話した。構造設計と関連しても、「施工はうまくいったという前提で、ロッテワールドタワーは設計荷重(風・地震・重力など)の2倍を耐えられるよう設計された」(ソウル大学パク・ホングン教授)という説明も出てきた。
いずれにせよソウル市は2カ月にわたり映画館と水族館の営業再開を認めずにいる。それぞれ振動が感じられ水が漏れるという理由からだ。ロッテ側は2カ所の補修を終えた状態だ。これと関連しソウル市関係者は、「(ロッテは)急ぐべきではないと考える。事故でも起きればだれが責任を負うのか。行政手続きを慎重に踏むのは市がロッテを助けるもの」と話した。