業績不振に大規模減員、相次ぐ売却説…赤信号灯る韓国の広告業界
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.05 11:31
韓国最大の広告会社である第一企画は昨年5年ぶりに売り上げが減少した。金融危機に見舞われた2009年以降で初めてだ。広告会社の売り上げ指標である営業収益は2兆6662億ウォン(約2870億円)で前年比1.59%、営業利益は1267億ウォンで2.47%減った。中堅企業の事情はもっと良くない。業界7位のオリコムは昨年1~第3四半期の売り上げが1年前より13.4%減り、12年ぶりに営業損失まで出した。
「景気のバロメーター」と呼ばれる広告産業に赤信号が点灯した。広告主である主要企業が緊縮経営に入った上に消費心理が回復せず仕事が減っているためだ。広告会社は海外市場進出と新事業発掘などに突破口を求めるため全力を挙げている。