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イスラム国が映像公開…ヨルダン軍パイロットを焼殺

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.04 11:33
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イスラム教スンニ派極端主義武装団体「イスラム国」(IS)が拘束中のヨルダン軍パイロットを焼殺する映像をイスラム武装勢力のウェブサイトに掲示したと、APが3日報じた。

イスラム国が公開した映像には、ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉(26)が炎に包まれて死亡する場面が映っている。映像には、イスラム国に拘束された人質の過去の斬首映像に見られた、イスラム国の公式ラジオ放送「アルフルガン」のロゴが入っていた。

 
ヨルダン軍パイロットのカサスベ中尉は昨年12月、シリアのラッカ付近でF-16戦闘機が墜落し、イスラム国に拘束された。カサスベ中尉は米国主導の連合攻撃をし、人質になった最初のパイロットだ。

その間、ヨルダン政府はイスラム国の要求で、アルカイダと関係があると推定される女性テロ犯リシャウィ死刑囚とカサスベ中尉の交換を検討してきたが、先にカサスベ中尉が生存している証拠を要求した。これに先立ちイスラム国は先週、「リシャウィ死刑囚を5日までに釈放しなければカサスベ中尉は死ぬ」と警告していた。リシャウィ死刑囚は2005年に60人を死亡させたホテルテロ攻撃に介入した容疑で起訴され、死刑を言い渡された。

一方、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長はイスラム国がヨルダン軍パイロットを殺害した後、「反倫理的行為」と非難した。潘事務総長はこの日の声明で、「故人の家族と悲しみをともにする」とし「ヨルダン政府およびヨルダン国民とともに今回の蛮行を糾弾する」と明らかにした。また「世界すべての国は世界の人々の人権を保護するために、テロと極端主義に対抗する努力をさらに強化しなければいけない」と呼びかけた。

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