【コラム】韓国のシルム、日本の相撲(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.02 11:11
韓国のシルム競技場の大きさは直径8メートルだが、相撲はそれよりはるかに小さい直径4.55メートルの土俵のため、途轍もない大きさの相撲選手2人がかがんで座り力を競うにはすでにとても狭い空間だ。したがって多くの試合が押し出しで数秒後に終わったりもする比較的味気ないゲームが相撲だ。シルムは3試合2勝を主にし、決勝戦では実に5試合3勝を選んだりもするが、これは1度や2度の敗北には屈服せず、絶えず挑戦する韓国人に似ている。しかし相撲は1試合で勝負を決めるが、実際に日本人はすべてにおいて1度決まった勝敗に対してはめったに異議を認めない。
相撲の土俵には伝統的に4本の柱を立てその上に屋根を載せた。近世に入り観客のために柱はなくしたが、現在でも屋根は専用競技場の天井にぶら下がっている。結局相撲で土俵の外に押し出されるということは家の外に追い出されることを象徴するが、日本文化で家という概念は家族で構成された家門以上の集団を意味するようだ。企業は言うまでもなく、国全体もある側面ではひとつの家門のように運営される国が日本だ。