<MB回顧録>「サムスン会長のワンポイント赦免、平昌五輪招致の賭け」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.30 11:22
李明博(イ・ミョンバク)前大統領は回顧録で、「李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長に対する赦免は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)招致のための賭け」と明らかにした。故鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ会長と決別した理由については、「新しい政治勢力が必要だったが、財閥のトップが大統領になるというのは別の問題」と書いた。
◆李健熙会長の赦免=平昌冬季五輪の招致のためには国際オリンピック五輪委員会(IOC)委員の資格でIOC委員を説得する人物が必要だった。しかし李会長の赦免は野党の政治攻勢を招く可能性が高かった。国益と政治的な状況の岐路に立った。世論調査では、国民の55%が五輪招致のために李会長の赦免に賛成するという結果が出た。結局、李会長だけを赦免する“ワンポイント赦免”をした。